いざ記事を作ろうとしても、すぐに思いのまま書くのは難しいものです。スムーズに進めるためには、事前に以下のような構成要素を押さえておくとよいでしょう。
・記事で伝えることは何か?
・読んだ人が新たな発見だと思える点は?
・なぜ、この内容で記事を書きたいか?

■伝える内容は何か?
まず、内容に間違いがあってはなりません。また、情報の量が不完全であってもいけません。情報に不足がないか確認するために便利なのは、5W1Hです。5W1Hとは、Who(だれが)、When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)。
例えばイベントの開催が決定した情報がSNSで流れていたとします。その情報だけで記事を作ろうとする前に、会場の場所(どこで)や入場方法(どのように)など、SNSの投稿に含まれていない情報を公式サイトなどで確認してから書き出します。
5W1Hの中でも(なぜ)の部分が不足しやすい傾向にあります。新商品発表会に有名人が登壇した記事を掲載する場合、なぜその有名人が登壇したのかを書き漏らしがちです。CM出演なのか、イメージキャラクターなのか、何か縁があるのかないのか…。会場で担当者に聞いたり、リリースベースの記事ならメールや電話で問い合わせたり…検索で間に合う場合もあるでしょう。「足りない部分は調べる」を意識します。
■読んだ人の「新たな発見」は?
タイトルや冒頭で引き寄せたのに、読者の知っていることばかりしか書かれていなければ「時間を返せ!」と思われても仕方ありません。読者の知識欲を満たすには、新しい発見が必要になります。3つくらいは箇条書きできるといいでしょう。
■今、この内容を執筆する理由は?
この内容を今のタイミングで執筆する理由は何でしょうか? 話題性があるでしょうか? 新商品発表会後すぐか、発売日に合わせるのか、記事を出すタイミングは他の兼ね合いも含めた検討になるでしょう。また、どういった視点で書くべきか、内容によって変えていきます。
伝えたい内容や新しい発見要素の順番を決めれば、構成に悩まず書けるでしょう。記事の切り口と構成がパッと浮かんでくるように慣れたいですね。
(文/NEWSY エディター・京岡栄作)
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