文章をさらに磨くための「推敲」 読み返し5つのポイント

テーマと構成を決めて書き上げた文章を、自分で客観的に読んで練る「推敲(すいこう)」。さらに良い文章を目指す上で重要な作業です。ただ、推敲のポイントがわからないまま読み返しては無駄になります。

パソコンで文章を読む

■推敲のポイント

推敲の具体的なポイントとして、意識すべき点があります。


①嘘がない

最も間違えてはいけないのが固有名詞です。人名、地名、作品名、ブランド名など。また、日付・時刻・金額などの数字も確認したい点です。

ほかに、「チョコミントフレーバーを発売するのは今年初めて」のような『初○○』『史上最大』といった、物の順序に関する単語も、キャッチコピーとしては引きがあるため使いたくなりますが、本当に『初』や『史上最大』なのか、事実確認をしたいです。大げさな修飾語も合わせて注意します。


②意味が通る

伝えたいことがちゃんと伝わるか。途中で話が脱線していないか。最初と最後で伝えたいことが変化していないか。主語と述語が論理的に合っていなければなりません。


③言葉の使い方が正しい

表現や文法が正しいか。誤記がないか。汚名挽回、台風一家、危機一発など。また、どこかで聞いたような古臭い決まり文句「いかがでしたか?」「ぬけるような青い空の下で〜」などは、削るかオリジナルな表現に言い換えるべきでしょう。


④見た目に違和感がない

単語の重複や同じ文末が続いていないか。漢字ばかり、かなばかりになっていないか。「とき」と「時」、「こと」と「事」、「もの」と「物」などは使用場所の意味を理解し、必要なければ漢字は使いません。別の単語や表現に換えたり、並び順を調整したりして対応します。


⑤声に出しても読みやすい

長い段落や文を短くできないか。接続語は削れないか。読みづらい部分は句読点の位置や別の言葉を検討します。


■推敲後は文の最初から読み直す

直した部分だけ文章から浮いてしまうことは少なくありません。推敲が終わったら、修正した部分だけを確認するのではなく、文の最初から通して読んで、バランスをもう一度確認します。


最初は推敲に時間がかかってしまいます。慣れれば推敲だけでなく、書いている段階で間違いに気づく場合もあり、直しの箇所も少なくなるため、結果として文章の制作スピードも上がります。


(文/NEWSY エディター・京岡栄作

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